グレンラガンの脚本と原画のコンビが再び!なんて宣伝文句で期待を煽りながら登場したこのキルラキル。期待以上のアニメだった。今までそれなりにアニメ観てきたけど、このアニメが一番好きかもしれない。観終わったばかりの勢い補正かかってる可能性もあるが。
このアニメで一番重要なのは絵柄だったんじゃないだろうかって思ってる。
ああいう絵柄だから若いおにゃのこがあられもない姿で戦ってもあんまりエロくない。もしもっと綺麗な絵だったら別のジャンルになってた気がする。コミックヴァルキリー系の。
さらに、あの絵柄だからコピペなモブキャラやフラッシュアニメの動きみたいな、手抜きっぽい所も何となく許されるんだろう。むしろそれが味とすら。
それから、あのテロップ芸とか、美木杉の光とか、マコ劇場とか、平面的にくるくる回る針目縫スピンみたいな悪ふざけめいた自由な演出もあの絵柄だから出来たこと、と思う。あと、ストーリーの根幹がバカバカしいというのも重要な点。どシリアス話だったらああいうことは出来なかっただろう。
最高にバカバカしいアニメだが、同時に最高に熱いアニメでもあるのがこのアニメの恐ろしい所。しかもバカバカしさと熱い展開を切り替えず、バカバカしいまま話を盛り上げるっていう。これが完全にツボでした。とくに23話なんてもう、最高でしたよ! マジで!
今期はキルラキル以外では、キャラと小ネタとEDムービーが秀逸だったウィッチクラフトワークス。何でもありのカオスさがウリだったスペースダンディ。あざと可愛さがはかいりょくばつぐんです!だったにゃーめん。そんな所を楽しんで観てました。あと、やっぱり色々ふわっとしたまま終わったズヴィズダー。何気に農業についてかなり興味深いこと言ってたのうりん。も部分的には良かった。
そんな感じで、なかなかいいアニメライフを送れた三ヶ月でした、と。